
目の前にボタン上がるとどうしても押したくなるのが
人のさがというもの。
でも、なんで押したくなるんだろう?
これは、
人間は、物が持つ特徴を見るだけで、
意識しないでも動作することが可能であるためである。
これをアフォーダンス理論(Affordance)という。
アフォーダンス理論(Affordance)は、
アメリカの心理学者J・J・ギブソンが提唱した、
認知心理学における概念である。
これは「与える・提供する」という意味の
「アフォード(afford)」という言葉から名付けられた造語で、
物が持つ形や色、材質などが、
その物自体の扱い方を説明しているという考え方である。
私たちの周りには、たくさんのアフォーダンスが溢れている。
グラス1つとっても、人間は手の開き、力の入れ具合をとくに気にすることなく
掴むことができる。
ドアノブは、形状に合わせて、捻ったり、レバーを掴んだり、
シンプルに押したりする。
公共のゴミ箱もアフォーダンスのいい例である。
ゴミ箱の受け口を見てみると、
新聞や雑誌は、細い長方形の形を、
ビンや缶は、円形の形に、なっている。
この形状からゴミを自然と分別しやすいようになっている。
このように、私たちは、物のアフォーダンスによって操られている。
ということで、ボタンを押したくなるのは、
ボタンが私たちを誘っているからである。