あなたのその決断、操作されてはいませんか? 10回クイズもその一つらしいですね。

    

      

      

プライミング効果

先に与えられた刺激(プライマー)によって、

後に刺激(ターゲット)の処理の仕方に

無意識うちに影響が出るというもの。

      

      

例えば、連想ゲームをやってみましょう。

      

その前に、水族館やお寿司の話をしていたとします。

それで、

連想ゲームで、お題を「海で思いつくものは?」とすると、

マグロ、イカ、カニ、エビなどの魚介類に関する回答が増えるでしょう。

        

仮に、スポーツの話をしていたとしたら、

サーフィンやスキューバダイビングなどの

海でのスポーツの回答が増えたでしょう。

       

     

      

     

このように、

人は、何かを問われたとき、

純粋にゼロベースで考えるのではなく、

直前に与えられた情報に

無意識に影響を受けてしまうのです。

     

ちなみに、

「ピザって、10回言って。」と、相手に言わせ「ここは?」と肘を指す、

10回ゲームもこの影響らしいですね。   

     

       

このプライミング効果をうまく使えば、

他人の行動を自分の思う方向に誘導することが可能です。

     

     

    

上司にある企画を通したいときは、

あらかじめその企画に関わることを折に触れ吹き込んでおくのです。

そうすると、その企画に誘導しやすくなります。

      

    

      

また、

顧客に対して、商品をアピールしたいとき

顧客に気づかれずアピールすることができます。

      

例えば、「ある商品のアンケート」を実施する手段があります。

自動車を売りたい場合は、

「今、新車購入について興味はありますか?」

「好きな車種は何ですか?」など

     

このような質問がきっかけとなり、

「自動車を買う」という、行動に無意識に顧客を向かわせるのです。

      

      

        

自分の集中力を高めたいときは、

過去に、「集中できた」と感じられた環境・時間帯などを

記録しておくのです。

     

すると、この環境・時間では自分は集中できたのだ、という

自己暗示にかかり、同じ条件で自然と集中ができるのです。

    

自分にも無意識に影響を与えることができるのです。

     

      

       

仕事をうまく進めたり、

自分の集中力を高めたり、

うまくプライミング効果を使いたいですね。

        

       

ただ、無意識に影響を受けているかもしれないこともお忘れなく!

    

   

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