円卓のナプキン理論
いち早く先手を取ると、場の空気を掴むことができるというもの。
円卓にセットされたナプキン。
右手側を使うか。左手側を使うか。
誰もが周囲の人たちの行動を観察する中、
誰かが、最初に右手のナプキンを取ると、それ以降の人は、
みんな右のナプキンを使い始めるという。
このような現象は、
皆さんも様々なところで、経験があるだろう。
例えば、講演や研修などで、
最後に、
「何か質問はないですか?」
と言われたとき、
最初から次々と、手が上がることはまずありません。
ただ、誰かが、最初に手を挙げて発言をすると、
そのあとは、堰を切ったかのように、
次々と質疑応答が飛び交います。
これは、行列がさらに行列を生むラーメン屋にも同じことが言えます。
人は、ある一定の方向性が主導権を握っている場合においては、
正しい判断を下すよりも、
みんなと同じことがしたくなってしまうのです。
集団の中の1人という状況になった場合は、
空気は読むものではなく、自ら動かしていくものとして
捉えるべきです。
自分が誰かに合わせようとしていると感じたら、
とりあえずは、判断を保留しましょう。
逆に、場の空気を奪われたくないのであれば、
自分が最初に動く人になりましょう。