今さら感があるかもしれませんが、
「サピエンス全史」
について要約していこうと思います。
人類種には、
現人類の祖先(ホモ・サピエンス)以外にもたくさんのホモ属がいました。
実は、
その中には200万年以上生存した種族もいたと言われています。
でも、今は我々の種族しか残っていません。
では、なぜ我々の祖先は生き残れたのか?
その答えは「3つの革命」にあります!
まず1つ目は「認知革命」です。
簡単に言うと、
「フィクションを伝え信じ込める力=想像力」!
このおかげで、
他の人類種以上に協力しあうことができました。
よく勘違いされるのは、
ホモ・サピエンスは、
他のホモ属の後に出てきたと思われがちですが、
他のホモ属と同じ時代を生きています。
そして、
他のホモ属の方が、知能や体力は上でした。
なので、
普通に考えれば、他のホモ属の方が生き残りそうなものです。
しかし、そうではなかった。
想像力があったことにより、
みんなと協力ができたのです。
それにより、生存競争に勝ち残ることができたのです。
宗教なんかもここからきているんでしょうね。
神様を信じて、みんなと行動するみたいな。
よく、この本を読んだ上司なんかは、
ここをよく切り取って、
ホモ・サピエンスは、みんなと協力して、生存競争を乗り切った。
私たちも、協力して業績を上げていこう、みたいな。
2つ目は「農業革命」です。
農業より狩猟の方がカッコイイですが、
狩りの結果は常に不安定…
安定した収穫が見込める農業を発展させたからこそ、
大集団で定住化することができたのです。
でも、この結果として、
かがんで作業を強いられることから、
人類は腰痛に悩まされることになったそうです。
腰痛持ちの人は、カンカンですかね。
でも、
そのおかげで、獲物を追い掛け回さなくても良くなり、
不安定なその日暮らしをしなくてもよくなったのだから、
まぁ、よしとしましょう。
その3つ目は「科学革命」で。
「私達は無知なんだ…」と知ることで、
知識=科学を求めて行くことができました。
その結果、今のテクノロジー社会が出来上がりました。
哲学の話として、無知の知がありますね。
ソクラテスだったか、その弟子のプラトンだったか?
科学を求めて行く結果として、
今、私たちが暮らす現代の社会になったというわけですね。
まあ、ざっと読んだ感じではこんな感じですね。
詳しく読めば、
どのように他の地域に進出して行ったのか、
字を発明したこと、
お金を使い出したこと、
などなどありました。だいぶ省略です。
次回は、
この流れで、ホモ・デウスに行ってみようと思います。